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京の歳時記と文様講座に参加(秋・冬)

今日は、四条京町家に行き、京の歳時記と文様講座に参加してきました。
講師の方は、普段着物をつくられている職人さん。
日本の文化は、カタチだけ残り、その意味や内容がしっかり伝承されて
いないということから、次世代にどのように日本文化のすばらしさを伝えて
いくのかを考え取り組む。文様検定という検定試験をきっかけにもっと文化に
関心をもってもらいたいということで今回の講座も企画されているそうです。
テーマは、秋と冬、日本文化の歴史から、節句や行事の興りについて幅広い
お話を聞くことができました。

例えば、お月見、これはそもそもは宮廷での里芋の収穫祭。それが江戸時代に
なり町人文化の盛り上がりとともに現在のようなかたちになったそうです。
十三夜や十五夜に月を見る、つまり望月(満月)もちつくから餅という由来
もあるのでおもしろいです。

紅葉(もみじ)ということばも、染色の際に白水に色ついて変化していくのを
「もみず」から「もみじ」と言われるようになったという話もありました。

日本人は農耕ととても関係が深い。そしてその季節の節目に自然に感謝する
儀式を必ず行っていたんですね。つまりは自然=食=生でもありますし。
何より、四季を通じて自然の恵みに感謝し、自然から学び、共生していく
ということをとても大事してきたのです。
そのことを繊細かつ端的に表現・デザインしているのが、文様であり家紋なの
でしょう。

自然との会話が、コミュニケーションの始まりとも言えますね。

講義後の休憩時間には、秋らしくもみじの煎餅と栗の和菓子を楽しみ、
その後、他の参加者と一緒に、文様や家紋のカルタ遊びで実際にカタチに
触れながら意味を知るという遊びと学びが融合された内容でした。

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